家族と自分の時間を大事に生きる。マルチに働くリモートワーカーママの生き方
- キャレア公式ライター
- 2019年10月18日
- 読了時間: 4分
更新日:2020年3月27日

ーInterviewー
”誰かのため”を原動力に、マルチに働くリモートワーカー
ー今はどんなお仕事をされているんですか?
リモートワークの人材を派遣するサービスの部署で給与計算や運営サポートをしています。内容は事務から業務改善、メールマーケもやっていて……かなり幅広いです(笑)
私自身もリモートワークで働いています。
会社の面接も担当していたんですが、リモートワークに対して高いハードルを感じている人が多くて。そうじゃないんだよって事を多くの人に伝えていきたいと思っています。
・・・
ー今まではどんなお仕事をしていたんですか?
大学卒業後は東京でデザイナーを目指していたのですが、実際には自分がやりたいデザインができるデザイナーは一握りだと痛感させられまして。デザイナーの夢を諦めて地元の福岡に帰りました。
それでもクリエイティブな仕事に携わりたくて、クライアントとも意見をぶつけ合わせる事が出来る立ち位置を考えた結果、大手旅行会社グループの広告代理店でディレクターをやることに決めました。
広告代理店は何でもやらせてもらえる職場でした。自分でお客さんに企画を持ち込んだり、ラフデザインを考えてデザイナーさんに仕上げてもらったり。営業兼ディレクターとしてバリバリ働きました。 地域活性化に強く興味を持ったのもこの頃ですかね。
趣味で出会った主人と結婚する前に宮崎に移住を決断しまして…そして震災の年に絆婚として入籍をしました。
地域の為にできることはないかなと思い、自治体関連のパソコン教室に入社し、九州地方エリアを統括する管理職をやっていました。
お客さんは会社経営者から主婦まで幅広く、直接地域の為になっていると実感できました。 でも管理職をしていたせいもありハードな残業がありまして……そこで気付いたんです。
「私せっかく結婚したのに夫婦らしいこと全然できてない」って。
主人との時間を大切にするために今の会社に転職しました。
・・・
「何のために働くのか」を見失いたくない
ー人生で大変だったことはありますか?
やっぱり仕事とプライベートのバランスですかね。
昔パリジェンヌの記事で「私達は私生活を充実させる為に働くんだ」って書いてあったんです。なるほどな、と一瞬思ったんですが今の日本の賃金体系だとどうしても働く時間と収入が比例するようにできている。そのジレンマには常に悩まされていますね。
だからこそリモートワークの良さをもっと広めて、通勤時間がカットでき、収入はしっかりキープしつつプライベートな時間も、より豊かになる様な仕組み作りをしたいと思ってます。
・・・
かけがえのない時間だからこそ、一抹の後悔もしたくない
ー 人生の節目で旦那さんが大きなきっかけになっているように見えますね
言われてみるとそうですね!
私は趣味のサーフィンがきっかけで18歳年上の方と結婚したんですけど、私が看取ることになった時に「元気なうちにもっとサーフィンをさせてあげれば良かった」と後悔したくなくて移住しましたし、主人との時間を大切にしたくて転職しました。
ー 愛が深いですね!ちなみに、お子さんはいらっしゃるのですか?
子供は作らない、という選択をしました。
さっきも言った通り、私は死ぬ時に後悔しない様な生き方に重点を置いています。そうなった時に今の私が子供を持ったとして、100%後悔しないように子供たちの為に時間や労力を使えるかな?と考えて子供はつくらないという選択をしました。かけがえのない時間だからこそ、一抹の後悔もしたくないんです。
まだまだリモートワークやプライベートを大切にできる働き方は浸透していないので、私の働き方や経験が誰かの役に立てたら嬉しいです。
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