ーInterviewー
海外や旅行好き女子のあこがれの職業であるCA(客室乗務員)。学生時代からCAを目指して就職をする方も多いのではないでしょうか。
世界を飛び回って英語を使い、お客様に笑顔を届けるCAのお仕事ですが、「ずっとこのままCAとしてやっていくの?」とキャリアパスを考えたこともあるでしょう。
今回は外資系航空会社でCAをしていたAyakaさんが、CAとして感じたキャリアの壁と今後のキャリアについて語ってくれました。
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「海外で働きたい」あこがれの海外でCAとして働く女性が感じた不安
ー歩んできたキャリアについて教えてください!
私は新卒で日系航空会社のグランドスタッフから、CAとして外資系航空会社→日系航空会社で働き、現在は美容クリニックの受付と事務をしています。
学生時代からずっと海外で働きたいと思っていたのですが、当時はあまり就活を頑張らず日系航空会社のグランドスタッフとして1年半ほど働きました。
グランドスタッフをしている中で「大学時代のエジプト留学の経験を活かして中東で働きたい」という思いが強くなり……思い切って外資系航空会社のカタール航空のCAに転職し、4年ほどカタールに住んでいました。
CAとして世界中を飛び回る生活は楽しかったです。でも、毎日旅行をする非現実さは「私の求めている生活じゃないかも」と思うようになりました。
そんなもやもやが積み重なって、一度日本に帰国しました。以前働いていた日系航空会社のCAに転職したのですが、合わず、1年で転職を考えました。もちろん会社にもよるのですが、キツい性格の方もいて息が詰まる環境だったのが原因でしたね。
3回目の転職で、CAではない他の仕事もしてみたいと思いました。。他の仕事でも英語を使える環境の仕事を探し、外国人の患者さんの多い美容クリニックに転職をしました。現在はその美容クリニックの受付・事務をしながらスキルスクールでWebデザインの勉強をしています。
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憧れのCAを辞めた理由は「キャリアアップの壁」
ーどうして憧れだったCAからの転職をしたのですか?
一番の理由はCAとして未来のキャリアが見えないことでした。
CAは仕事がルーティンワークなこともあり、キャリアアップが難しいんです。唯一キャリアアップと言える本社での業務もあるのですが、本社に行けるのは本当に一握りです。また、CAはいわゆる「手に職」のスキルがつくわけでもないので、将来のキャリア形成に悩みました。
また、日系の格安航空会社は前職の外資系航空会社とは違い、機内食もなくサービスの幅が少なかったんです。それで 「何が楽しくて仕事をしているんだろう」と仕事がつまらなく感じてしまったことも転職した要因の一つでした。
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ルーティンワークをやめて、好きなことを仕事にするために踏み出した一歩
ー現在Webデザインの勉強をしてるとのことですが、なぜデザインの勉強を始めたのでしょうか?
ルーティンワークではなく、自分の好きなことを仕事にしたいと思ったからです。
CAから転職したのはよかったのですが、美容クリニックでの仕事も結局はルーティンワークになっています。時間を確保できて趣味にも時間を充てられるのはメリットですが、一日のほとんどの時間を職場で過ごすのがもったいないなと思うようになりました。
ルーティンワークでつまらない時間を過ごすよりも、自分の好きなことを仕事にしたいと思い、興味のあったデザインを学び始めました。
ーこれからやりたいことを教えてください!
これからやりたいことは3つあります。1つは、学生時代から習っている生け花で、独立して教室開きたいと思っています。
2つ目に、スムージーの資格やダンスなどの趣味を仕事にして稼げるようになりたいです。
そして直近の目標はWebデザインの勉強を終わらせて、スキルを活かした副業をしたいと考えています。ゆくゆくは美容クリニックの仕事を減らして、本業と副業を半分ずつする複業をしていきたいです。まだまだ先のことではありますが、わくわくする目標を決めて頑張っています。
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仕事を長続きさせる一番の方法は「自分が仕事を心から楽しむこと」
ー価値観について教えてください!
自分が仕事を楽しむことを大切にしています。
今まで唯一長く続いたのがカタール航空でのCAの仕事でした。世界中を飛び回り色んな人と関わるのがすごく楽しかったから続けられたと思います。楽しいと感じられなかった仕事は1年ほどで辞めることが多く、自分が楽しめていない仕事だと続かないことがわかりました。
今は自分の性格をよく分かったからこそ、自分が楽しめることに挑戦しようと決めて行動しています。
私自身、航空会社をやめる時に会社との相性やキャリアなどに悩んだ経験があります。もし私と同じように悩んでいる方がいたら、少しでも不安を解消できるようなお手伝いをしたいと思っています。
ーありがとうございました!