広告運用からコピーライターへ。転職だけを答えにしないジョブチェンジの方法
- キャレア公式ライター
- 2019年10月20日
- 読了時間: 4分
更新日:2020年3月27日

ーInterviewー
激務の広告運用からコピーライターで自分らしい生き方に
ー今はどんなお仕事をされているんですか?
広告代理店でコピーライターをしています。
私は主にダイレクトクリエイティブという種類のコピーライティングをしていて、広告やサイトのコンバージョンをあげるための言葉やクリエイティブを作ったり、記事を書くこともあります。
ABテスト(※)を行ったり、ガッツリ数字で効果計測をするので前の広告運用の経験がすごく役に立っています。
※ABテスト:ある特定の期間にページの一部分を2パターン用意して、どちらがより効果の高い成果を出せるのかを検証する方法
・・・
ー今まではどんなお仕事をしていたんですか?
昨年までは4年間ずっと広告運用をしていました。 新卒から同じ会社で働いていて、広告業界の人はわかると思うのですが、けっこう激務でした。1年目は8徹したこともあります(笑)
その時は私の教育係だった先輩や周りの人がやめてしまい、何もわからないのに案件だけが増えるという……1-2時間だけ寝に帰ってあとの時間はずっと会社で仕事をする生活をしてる時期もありましたね……(遠い目)
・・・
一人旅で気がついた”自分の本当の気持ち”
ーなんでコピーライターに転身しようと思ったんですか?
きっかけは3年目に海外に一人旅をした時でしたね。
会社の制度で3年目に特別休暇がもらえるので、そこで1カ月くらい休みをとって、タイとかトルコとかを一人旅しました。
そこで旅をしてるうちに「もともと英語を使って仕事したいと思ってたなぁ……」とか「旅するみたいに人に会って仕事するような生き方をしたい」と思って。自分が本当にしたかったことってなんだろう?と思うようになったんです。
あとは一人旅中にトルコで出会った人のつながりでジュエリーの転売を副業ではじめたのですが、写真をとったりしていてやりたいことを考えてる時間のほうが生きてる感じがすしたんですよね。
旅を通して「私ってこんなの好きだったんだ」と気がついて。広告運用って本当にやりたいことじゃないと気がついたんです。
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転職だけを答えにしないために、社内に味方を作る
休暇が明けてから、上司にやめたいと相談しました。
でも、話す中で「やめないでほしい」と言われて。結果もすごく出ていたわけではないのに、会社に必要とされていると感じて嬉しかったです。それに会社が好きなので、会社をやめたいというわけではなかったんですよね。
そういう気持ちも上司に話したら、私がやりたいことを会社でできるような環境を作れるように一緒に考えてくれて……それでコピーライティングの部署に異動しました。
大きい会社なので、あまり柔軟なイメージはなかったのですが、ちゃんと会社に相談をしたら会社が寄り添ってくれたんです。自分がやりたいことを応援してもらえたり、自分の気持ちを相談できるように社内に味方を作っておくことは重要ですよね。
だから、今の仕事が合わないと思った時、すぐ転職を考えるよりも社内で変えられる選択肢を考えてみてほしいです。
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広告運用×コピーライターの強み
ー全く違う職種ですが、今までのキャリアを捨てるみたいで大変じゃなかったですか?
実は広告運用とクリエイティブって切り離せないものなんですよね。クリエイティブを作る上でもユーザーがどう動くとか、そういう知識が必要で。
広告の運用経験とクリエイティブは意外と相性がいいので、私は広告運用の知識をゴリゴリ生かしてクリエイティブの仕事をしています。
また、もともとユーザーインサイト、消費者が何を求めて買うのか考えるのが好きだったんです。だからコピータライティングの仕事はすごく楽しいし、得意というのもあるかもしれません。
苦手なことを努力するより、好きなことを伸ばす方が合っているので。水を得た魚って感じです。
しかも社内異動でジョブチェンジって新しいことに挑戦できるし、すごく良い制度だと思っています。私はジョブチェンジしてよかったと思っています!
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